山口百恵が主演した若杉慧の小説の映画化だが、相手役は三浦友和ではなく、新人の南條豊が起用され、フレッシュな演技を見せている 瀬戸内海にのぞむ女子高校に、東京から青年教師・南条(南條豊)が赴任してきた。南条の明るい人柄は生徒たちの人気が集めるが、清水巴(山口百恵)だけは反抗的な態度を捨てないでいた…。 悲劇のヒロインが似合う山口百恵には珍しく、奔放で活発な性格の女子高生を演じた本作品は、あえて百恵の野性的な部分にスポットを当てた作品として貴重と言えるだろう。特に彼女が大胆な水着姿で馬に乗り、町中を駆け抜けるシーンは話題を集めた。(斉藤守彦)
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