編集プロダクションで働く花音を恋人に持つエリートサラリーマン・尚也は彼女との結婚を考えているしかし、今の仕事を続けたい花音は、それを先延ばしにしていた。花音のマンションの近くにあるバーには、数人の客と店のマスター藤枝の幼馴染み・岸田がいた。互いに五十を超えているが、営業中にも関わらず女にメールをする藤枝に呆れながらも、少し羨ましく思う岸田。藤枝は四十代の人妻えり子と不倫を楽しんだ。 ある日、花音が仕事の電話をしながら歩いていると、元カレの恭介と会い、藤枝のバーに向かう。そこで花音がプロポーズされたことを知った恭介は、女に振られたばかりで複雑な心境だった。尚也が海外出張なのを利用し、花音は恭介を部屋に誘う。懐かしみながら互いの体を愛撫し、求め合う。 出張から帰った尚也は、花音に指輪を渡す。結婚という鎖で縛りたがる彼に、内心げんなりしつつそれを受け取る...
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