世界的な指揮者・姫野剛志(村上淳)が結成したオーケストラのコンサート会場で、男性の遺体が発見された被害者は、倉庫会社の社員・小野寺悠人(藤本隆宏)。コンサートが終了した直後、何者かに非常階段から突き落とされた上、消火器で頭部を殴られ殺害されたようだった。奇しくも姫野と幼なじみの特別捜査対策室室長・桧山亘(段田安則)が来場していたこともあり、特対メンバーが急行。臨場した糸村聡(上川隆也)は小野寺のカバンの中にあった、鮮やかな和紙で作られた折り鶴が気になる。それは1枚の折り紙で折られた大小の鶴がつながった、“連鶴”だった。小野寺は、なぜこんなものを持っていたのだろうか…。防犯カメラをチェックしたところ、小野寺は殺害される直前、ある男を見かけてあわてて姿を隠していたことが判明する。その男は、オーケストラを後援している貿易会社の会長・音坂史紀(西岡德馬)だった…。さらに、意外な事実も発覚する! 小野寺の自宅を調べたところ、彼の部屋から1000万円以上の価値のあるバイオリンと大粒のダイヤモンドが見つかったのだ。暮らし向きには不釣り合いな、高級な所持品の数々に、糸村らは首をかしげる。その矢先、オーケストラに入団したばかりのバイオリニスト・深山絵里香(中村ゆりか)に「今すぐオーケストラを辞めろ」という脅迫状が届いていたことがわかる。実は今、楽団内では絵里香を引き立てようとする姫野と、絵里香の演奏が気に入らないソリストの笹森愛子(遠山景織子)が激しく対立していたのだ。この脅迫状はオーケストラ関係者の仕業なのか、それとも小野寺が送ったのか…!?謎が深まる中、新たな犠牲者が生まれ、事件は連続殺人に!華やかなオーケストラ公演の裏で起きた殺人と謎のダイヤモンドの接点とは…!? そして糸村が連鶴から紐解いた、涙の真相とは…!?
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